石見神楽の鑑賞をメインに島根県を旅した。神話にまつわる史跡が数多く残る歴史深い土地で、スサノオノミコトがヤマタノオロチを退治する際に、酒を用いたというように、神話と島根の酒には密接な関係がある。軟水によって、発酵が緩やかに進むため、柔らかな酒質になり、島根酵母による神秘的なフルーティーさのある味わいが特徴だとされる。県特産の神の舞、2004年登録の佐香錦、18年の縁の舞、改良雄町、改良八反錦、県内で生産が最も多い五百万石などの酒造米で醸されることが多い。旅先から試飲して背たろうて来たのは、国宝松江城下で五百万石使用の「李白」、改良雄町の「豊の秋」、ろうそくの灯下の幻想的な石見神楽をみることができた温泉津町で縁の舞の「開春」の3種、それぞれの神秘的な味わいを楽しんでもらいたい。

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