15 Cozyな夏休み その1

こんにちは、料理人の佳子です。
朝夕、虫の音が聞こえ始めました。過ごしやすくなる一方、夏バテの気配も。
今日は、私と良夫マスターの遅めの夏休みの報告です。

縁あって、長野県の茅野市にはほぼ毎年、5月か8月に訪れています。
それがコロナ禍の2年間はストップしました。さあ行くか!と決意した昨年2021年8月は、えらい目に遭いました。
帰阪する日、大雨によって鉄道網も高速道路も封鎖されたのです。長野県と岐阜県を通過する道が閉ざされ、大阪に帰る方法がない!
小渕沢駅のみ鉄道が動いているという情報を入手し、まず茅野駅から小淵沢駅までタクシーで移動。1万円かかりました。その後、JRで山梨県を横切り、八王子から新横浜に南下し、やっと新幹線に乗り換えました。どうよ、この大回り。
今年2022年の夏休みは、そんな茅野詣を心機一転、新しい滞在を経験することにしました。
それが古民家を再生した「ヤマウラステイ」です。

古民家再生で知られるアレックス・カー氏監修の物件が、茅野市に4棟あります。
私と良夫マスターの小さな旅なので、最も小さな古民家「花兎」(はなと)を選びました。
隣の「清水」棟が母屋で、花兎は引退した老夫婦の隠居所だったそうです。それでも敷地104m2、延床61m2あり、内装は美しくリニューアルされています。

この花兎、どこにあるかは事前には詳しくわからず、正確な所在地やチェックインの方法は、前日までに運営会社の「ちの観光まちづくり推進機構(ちの旅)」から連絡があります。
私たちは、ちの旅のスタッフさんに現地に来ていただき、チェックインすることに。
待ち合わせてみてびっくり。このエリア、かつて来たことがありました。

茅野は「鏝絵」(こてえ・漆喰を用いて、左官職人が壁に造るレリーフ)で知られ、数年前に、見学にきたことがあるのです。そのエリアに泊まることになるとは。
花兎の敷地内にも、兎の鏝絵がついた蔵があります。
周囲は静かな集落なので、「詳細な住所は公開しない、滞在後にもグーグルマップに登録しないで」というお約束なのですが、旅の準備をするという点では、ある程度の現地情報が必要かもしれません。
近くには店舗も自動販売機もないと聞き、どんな秘境なんだとびびっていたのですが、普通の茅野の集落の一角でした。
まあ、なんでも近くに揃っている都心と比べたら、秘境ですが(笑。

<明日に続く>

写真:ヤマウラステイの近くにあるキャベツ畑。きれいに並んでいる姿には、農業従事者さんの技術と誇りが垣間見えます。

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