24 にんじん、きゅうり、ひじきの活躍

こんにちは。料理人の佳子です。
そろそろ梅の花がほころんできましたね。

大阪にも大寒波!の頃には、天六(天神橋筋6丁目)にある大阪市立住まいのミュージアム(愛称「大阪くらしの今昔館」)内の雪風景を描いた版画を掲げていたのですが、もう立春を超えたので、お雛さまの写真に変えました。
店内にも、お雛様を飾っています。
梅が咲くころは、寒いけど、もうすぐ春という未来がくることが予感される、一番好きな季節です。

「ここの店のなら食べられます」。そう言われることが、ちょいちょいあります。
最初は「にんじん」でした。
「僕はにんじんが嫌いなのですが、ここのにんじんは臭くなくて、おいしいです」

若い男性のお客様に、「にんじんのオレンジ和え」をお出しした時のこと。
実は巷で見かける「キャロット・ラペ」がもう一つ好きじゃないなと思い、工夫したお料理です。
オレンジジュース、グランマルニエ、キャラウエイシードで漬け込んでいます。どのジュースを使うかはいろいろ試した後、完成に至りました。
甘いだけのジュースより、酸味や苦味があるジュースの方がうまくいきます。

「僕は、きゅうりが嫌いなのだけど、ここの糠漬けのきゅうりはうまいね」
「私は漬物全般が嫌いだけど、ここの漬物はおいしいわ」
これはシニアのご夫婦です。
ランチにいらして和定食を注文され、香の物として自家製糠漬けをお出しした時の感想でした。
糠漬けを褒められるとうれしいな。

「私はひじきが嫌いなんだけど、ここのは食べる」
これは私と同世代の女性の言葉です。
あおぞらのひじきファン、結構少なくないんです。一口召し上がって「おいしい」と言ってただけると、うれしいです。

甘辛く炒めたようなひじきではなく、しっとりと煮たひじきにするようにしています。
サラダ油で鶏肉とエビを炒めてうまみを出し、一番だし、自家製醤油麹、砂糖、寒目近で漬け込んだ醤油で調味します。
赤もしくは黄(パプリカ)、オレンジ(にんじん)、白(鶏肉、えび)、緑(三度豆かきぬさや)、黒(ひじき)の5色で、カラフルに仕立てているので、「五色ひじき」という商品名にしています。

見て楽しく、味わっておいしい。栄養価も十分。
なにげない野菜やおばんざいがトップアスリート級の働きをしてくれています。

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