31  別れと出会いの秋、始まります。

こんにちは。料理人の佳子です。
前回のブログは、夏の初め、そして今回は秋の初めです。
すっかりご無沙汰してしまい、ごめんなさい。

今年の夏の暑さは格別でしたね。
その間、良夫マスターと私は、7月に信州に出向きました。
お酒を貯蔵する天然の冷蔵庫、「風穴」(ふうけつ)を見学するとともに、大雪渓酒造さん、大信州酒造さん、亀田屋酒造さんをお訪ねしました。
7月末のあおぞらでは、日本酒の「花紋大雪渓」や「アルプス正宗」、稲核菜(いねこきな)など信州の味を楽しんでいただきました。

8月には、良夫マスターの兄の初盆を福岡ですませた後、大分の西の関酒造さんをお訪ねしました。
九州型日本酒を目指しておられる西の関酒造さんの純米「西の関」、ローカルではみなさんが飲んでおられた麦焼酎「とっぱい」を仕入れて、あおぞらでも楽しんでいただきました。
大分の国東半島の宇佐地域は、「世界農業遺産」に登録されており、国東の地元で求めた海藻や野菜、オリーブオイルなどを仕入れて、あおぞらでもお出ししました(写真がその品々です)。

旅にでて、蔵元やワイナリーを訪ね、良夫マスターが良酒を、私がその地元の食材を仕入れ、1週間ほどのフェアを開く、そんな習慣にしたのは、食堂あおぞらのコンセプトの一つを「旅の記憶」に置いているからです。

旅というのは、自分の旅であれ、誰かの旅であれ、楽しい会話の糸口になったり、古い記憶を掘り起こすきっかけになったりします。
楽しい思い出はもちろん、旅先での失敗談すら飲食の場での会話をおおいに盛り上げてくれます。
またこれからも、店の定休日の火曜水曜に加え、月曜か目標が祝日になる「3連休」がきたら、どこかへお酒と食材と話題を仕入れに、いってこようと思います。

出会いもあれば別れもある。2023年はそんな秋を迎えることになりました。
食堂あおぞらは10月から、土曜日曜の「ランチ」を休止します。その代わり、前日までに予約くだされば、ランチタイムもお店をオープンする方式に変更します。

苦渋の決断をしたのは、今年の夏、あまりにも暑く、外へ出向くのは「危険」と報じられたためか、ランチタイムのお客様が激減しました。
お店へ来られる方だけでなく、街を歩いている人っこ一人みかけない毎日でした。
9月になってからもその傾向は続き、お昼を外で食べるライフスタイルが終わってしまったのではないかと思うほどです。

夜に来てくださるきっかけになればと、土日だけランチの機会を設けて1年10か月。
その役目もひと段落したのかもしれません。
それに、無農薬自家製米の美味しいごはんも、真昆布と寒目近のお出汁でつくるお味噌汁も、用意してもご提供できず、もったない時間と歯痒い思いを過ごしました。

そこで、フードロスを防ぐ観点からも、来てくださるか否か予想のつかないランチタイムを予約制にすることにしました。
ふらりと立ち寄ってくださるお客様には、申し訳ないことですが、8月にランチ中止を予告し、9月は移行期間ということで今まで通りランチをご提供してきました。
残すところあと1回。9月30日の土曜日が既存のランチのラストデーになります。

10月以降は、予約してくだされば土日のお昼でもお店をあけますので、お気軽にご連絡ください。
今のところ、ランチタイムにグループのお客様がたの貸切ご予約を2件頂戴しています。
趣味の会や研修会を開いた後の会食で貸切ランチ。ありがたいご予約です。

通常のランチを中止したら、そんな新しいご利用の形態が生まれてきました。
別れをしたら、出会いもある。
そんな秋を、お客様とともに楽しもうと思います。

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