こんにちは。料理人の佳子です。
食堂あおぞらにいらしているお客さまには、少しずつお知らせ始めていたのですが、ホームページのブログでもご報告を。
「お手元に、ペットボトルのキャップがあれば食堂あおぞらにお持ちください」
初めてお客様にそうお願いしたのが、2023年7月でした。
以来1年間で、お客さまに持ってきていただいたキャップ総数は、なんと
3612個
重量9.4kg
これらのキャップは、認定NPO法人「世界の子どもにワクチンを日本委員会」(略称JCV)を通して、ポリオ、MMR(はしか、おたふくかぜ、風邪)、BCG(結核)、MR(はしか、風疹)など世界でワクチンがないために命を落とす子どもたちを救うための基金の一部になりました。
キャップの回収・リサイクルは、廃棄プラスチック対策、CO2削減、資源循環、脱石油……など様々な社会貢献、地球環境対策、SDGsにつながる活動にもなります。食堂あおぞらが集めた1年分のキャップで、
26.4kgのCO2削減
ができました。
どれだけ集めたか、どんな成果になったかは、特定非営利活動法人エコ・ワクチン協力会からレポートが届きますので、結構、励みになりますよ(写真)。
ペットボトルのキャップをワクチンにするには、キャップをリサイクルする過程でお金に変える会社が必要です。
前にも一度報告しましたが、食堂あおぞらに集まったキャップは、プラスチック加工に携わる株式会社三和コーポレーション(豊中市)に運んでいます。この活動を積極的に支援している会社です。
この1年で食堂あおぞらに集まった3612個(9.4kg)のキャップを、私は3回に分けてリュックに背負い、江坂(豊中市)まで運びました。
こういうときに、大阪メトロ(地下鉄)の「1日乗り放題券」は役立ちます。
江坂駅は、メトロ御堂筋線の北端の駅ですからね(オトクです笑)。
この1年間、ここまでできたのは、ひとえに、キャップを持ってきていただいた、お客さまお一人おひとりのおかげです。
実はお客さまが呼びかけていただいて、お客さまが通っておられるスポーツジムや生涯学習センターのスタッフさんからもキャップをいただきました。
何よりもうれしいのは、食堂あおぞらの多くのお客さまが「役に立ってうれしい!」と言ってくださることです。
心からありがとうございます。
これからも、この活動を続けていきますので、どうぞお手元にある「清涼飲料水」のペットボトルのキャップを、食堂あおぞらにいらっしゃるついでにお持ちください。
こういう活動は、肩に力をいれず、何かのついで、思いだしたついで、程度の軽さで十分で、少しでも長く続けていけばいいと考えています。
キャップの輪に参加していただいた方にお渡しする、地元の名店「喜多林堂」さんの飴ちゃんも好評です。
喜多林堂さんのご主人にも、飴ちゃんの使い道をお話して、喜んでいただいています。
キャップをめぐって、お店やお客様、加工メーカー、NPO、世界の子どもたち、地球環境の「六方よし」が実現しています。
昭和町の一角で始まった小さなキャップの輪に、お気軽にご参加ください。