新年おめでとうございます。
旧年中は、食堂あおぞらをご愛顧いただき、ありがとうございました。
2023年、良夫マスター、佳子料理人とも
さらにお客さまに寛いでいただき、
お腹いっぱいになっていただき、
明日への活力を養っていただけるよう、精進いたします。
どうぞ2023年もよろしくお願い申し上げます。
気づいておられるかどうか…
食堂あおぞらのトイレには、時季折々でカードを替えて飾っています。
2022年最後のカードは、「終い弘法の版画」でした。
新年早々、トイレ内の話かい！とおっしゃらないでくださいね。
私、週刊文春が運営していた「トイレ探検隊」の隊員（隊員番号２８号）なんですの。
何度か、隊員として坂上遼隊長のお供をして各地のトイレを拝見しました。
心地よいトイレとは何か、いつも考えつつ、あおぞらのトイレも整えています。
2023年お正月にぴったりな絵はあるかなと、手持ちのカードボックスを探っていたら
歌川国芳の美人子ども１２ヶ月シリーズの
「端月の初卯」
という絵がありました。
餅花が描いてあるので、お正月だよなと思ったのですが
「端月」という意味がわかりません。
調べてみると、端は「はじめ」の意味があり、端月とは正月の異称だそうです。
古代中国では、正月の正が、秦の始皇帝の諱（いみな）政と同音であることから、はばかって「端」と言ったことによるのだそうですよ。
だからこの絵は、正月の初めての卯の日を描いた作品です。
ちなみに2023年の初卯の日は１月９日とか。
端月も知らなかった私はいつ、この絵を手に入れたのでしょう。
カードの裏には、歌川国芳没後150年とあるので
多分2011年に、どこかの美術館に行った時に買い求めたのだと思います。
さっぱり覚えていません（情けない！）
よくぞ残っていました。
食堂あおぞらの卯歳端月は、国芳で始めます。
トイレにお立ち寄りいただいたら（笑）、見てくださいね！
今年も、お客さまのご健康とご繁栄を心からお祈りしつつ
オリジナリティのあるお料理とお飲み物、
快活な会話と心温まる時間をご提供してまいります。