49 勇敢に歩み続けたいと思います。

こんにちは。料理人の佳子です。
2025年11月1日、食堂あおぞらは開店4周年を迎えました。
この4年間、たくさんの方に支えていただきました。ありがとうございます。

1日、2日とお客様がたくさんのお料理とドリンクを注文してくださり、嬉しい悲鳴を上げています。
私たちも、勤務後にビールやワインをとてもおいしくいただきました。ありがとうございます。
文化の日の3日は、本来は定休日ですが、今年は臨時営業。
この3日間は、お祝いの一環としてパンプキンスープを無料でお出ししました。カボチャ、玉ねぎ、お米、塩麹が入った、ほっこりしつつ濃厚なお味です。
4日、5日の定休日が済んだら、「週替わりスープ」の一つとして定番メニューに入れる予定です。
良夫マスターは、今年の新カクテル「あおぞら7号」を完成させました。なかなかオトナの味、オトナの見た目です。こちらもお試しください。

母校の辻調理師専門学校の同級生から「新しく開店した」と突然のメッセージが届きました。
コロナ禍に翻弄された同級生たちが、卒業後どうなったか今では分かりにくいのですが、その中でもこんな突然のお知らせはとてもうれしい。
私自身も5年前に開店した当時のことを思い出しました。
お店の物件がなかなか見つからなくて苦労したこと、開業したのはいいがいろいろ失敗したこと、開業事例として母校で講演したこと、うれしかったこと、つらかったこと、去っていったヒトモノコト、現れた新しいヒトモノコトなどを、じんわりと思い出しました。

今ここにきて、失敗っていいよなぁと思っています。
心痛い思い出なので、二度と失敗したくないとがんばることもあれば、うっかり気を抜いてまた失敗してしまうこともあります。
信じられないことに、この4年間で、塩と砂糖を間違えたことが3回あります。それも最終段階になって、味見して「うげげ」とわかる体たらくです。
こんな初歩的な間違いをするのかと我ながら情けないのですが、何か魔がさす時があるんですね。
4年間、ほぼ毎週、いわしの山椒煮を作り続けて、今では皮も痛まずにピカピカに仕上がるようになったけど、実は先月、このいわしに対して大さじ2杯、塩をぶち込んだのです(本当は砂糖が大さじ2杯)。3回のうち1回の失敗が、ほんの先月なのです。

5年目もまた何か失敗するのかもしれません。
失敗を恐れるあまり慎重になりすぎず、明るく、陽気で、少しだけ勇敢でありたいと思っています。
何歳になっても「伸びしろ」はあるはずだと思って、5年目も元気に進んでまいります。
少しは伸びているかなぁと、ちょいちょいお店にのぞきにいらしてください。

One Reply to “49 勇敢に歩み続けたいと思います。”

  1. 田村ひろ子

    「食堂あおぞらは開店4周年」おめでとうございます!!
    「明るく、陽気で、少しだけ勇敢でありたい」・・・・・そうして、生きていきましょう。
    また、伺うことの出来る日を楽しみにしております。
    お二方とも、お体を大切になさってくださいね。

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