
小旅行先から「背たろうて」の16回目は阿波の国だ。日本酒好きの誰に聞いても「徳島には、、ねぇ~」って否定的な答え。あまり期待もせずに、早朝からバスに乗って徳島市へ。阿波おどり会館から市の象徴という眉山に登ると紀州灘に向かってゆったりと流れる吉野川の両岸に広がる市街地が見える。豊穣を約束された良質の水に海の幸と陽気な祭りで盛り上がれば、美味い酒が醸されてもいいはずだ。なのに美酒の噂は外にとんと伝わってこない。奥ゆかしい県民性の所為だろうか。
居酒屋の主人に勧められた純米吟醸酒「今小町」を地元の鳴門の鯛の造りに合わせて味わってみた。旨い。素晴らしいマッチングだ。吉野川上流にある酒蔵の「三芳菊」もイケると聞いた。どうも「徳島には、、」は宣伝が下手なんじゃないのかな。今回分かった、徳島に銘酒はある。ぜひ弊店でご賞味下さい。
*本ブログは、弊店からバイウィークリー発行の小冊子「あおぞらYY通信」Vol.39にも記載してます